2018/02/22 | |
今週末の注目レースその1「阪急杯(GIII)」 |
2月25日(日)は阪急杯(GIII)
今週末の日曜、阪神競馬場で阪急杯が開催となる。現時点での予想オッズからの人気馬や気になる馬を紹介していこう。
あくまで目標は高松宮記念、レッドファルクス
まずは予想オッズでの1番人気、レッドファルクス(牡7/芦毛)。スプリンターズSを連覇した短距離レースの申し子である。
マイルチャンピオンシップで8着となってから放牧に出され、今年初めてのレースとなるレッドファルクス。連覇したスプリンターズSの1200mより200m長い1400mとなるが、関係者は特に気にしていないようだ。
調整もまずまずといった仕上がりとなっているようだが、レッドファルクスのターゲットはあくまで高松宮記念であり、レース本番では無理をさせない事も十分考えられるため、軸とするには少し危ないだろうか?
予想オッズは同率1位、遅れて来た大物モズアスコット
次はレッドファルクスと並び予想オッズ2.8倍、モズアスコット(牡4/栗毛)。重賞は未勝利、前走阪神カップでは4着と未だ大きな結果は残していない馬だが、かなり注目が集まっている。
モズアスコットは21日、栗東・坂路でリーゼントロックを追走。序盤は僚馬に合わせて楽に進め、軽く仕掛けたラストを11秒7の切れであっさり4馬身先着。全体は52秒9だったとの事。仕上がりは万全、初の重賞勝利を飾る事が出来るだろうか?
この馬もまた目標は高松宮記念という事だが、管理する矢作厩舎は「一銭でも多くぶんどる」をモットーとしているらしく、勝ちに来るのは十分に考えられる。
前走で実力を発揮出来ずに敗れた事、予定騎手がルメール騎手という事も合わせ、筆者としてはレッドファルクスよりも馬券に絡むと見ている。
昨夏の勢い無く惨敗続くダイアナヘイロー復活なるか?
最後は予想オッズ5番人気、ダイアナへイロー(牝5/黒鹿毛)。この馬は昨年の夏、鞍上武豊で破竹の4連勝、重賞レースも制覇している。しかし、その後のスプリンターズSでは15着、再起を図ったシルクロードSでも16着と惨敗が続いており、最早昨夏の輝きは失われてしまったと言われている。
しかも武豊騎手は同日の中山記念にエアスピネルで参戦予定だった為、ダイアナへイローへは乗らないという泣きっ面に蜂状態。だがそのエアスピネルが故障でレースを回避、なんと主戦が慣れた武豊となる幸運を引き寄せた。
人気馬が高松宮記念に向けた前哨戦として捉える中、ダイアナヘイローはその引き寄せた幸運と、人気馬が高松宮記念に向けて「無理をしない」可能性の隙を突き、馬券に絡む事もあり得るのではないだろうか?