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一体何が?頻発するレース映像とレース結果の食い違い |
事の起こりは1/20の中山競馬7R
先月1月20日の中山競馬7Rで不可思議な出来事が起こったという。
このレースは3着争いが僅差で、前を行く13番カミノコと追い込む1番ハーモニーライズがほぼ同時にゴールイン。ライブ映像ではハーモニーライズが優勢、スロー映像でもハーモニーライズが前に居ると誰の目にも見えたという。
しかし写真判定の結果は3着は13番のカミノコであった。
見間違う事は誰にでもある事だが、このレースはグリーンチャンネル、BS11、ラジオ日本等もハーモニーライズ3着として最終オッズを発表。つまりプロですら「見間違えた」のである。
しかも、写真判定の結果カミノコが3着となったにもかかわらず、その判定写真ですら本当にカミノコが先着しているのかかなり微妙な写真だったらしい。
不可思議な出来事は次週再び起こった
一度だけ起こったなら、単なる偶然だったのかもしれない。だが中山競馬で起こったこの出来事が翌週の1月27日京都6Rでも再び起こった。
先行するレインボーナンバーに迫るアリストライン、2頭は並んでゴールイン。レース映像やスロー映像ではアリストラインが差し切っているようにしか見えないのだが、1着に掲示されたのはレインボーナンバーであった。
この結果に写真撮影をしていたプロのスチールカメラマンたちも首を捻ったという。プロである彼らはハナ差でもそう先着を見間違う訳も無く、まして勝ち馬の写真を撮れなかったとあれば死活問題である。
それでもまた「見間違えた」のである。しかも、この出来事は同日の9R梅花賞でも起こったという。
度重なる結果と違うレース映像の原因とは?
この食い違いはその翌日のダート戦でも起こる。つまりは芝だとかダートだとか等は関係ないという事になる。一体なぜこんな事が起こっているのだろうか?
ここまでの現象全てが説明可能な原因はたった一つ、「カメラの撮影位置のズレ」である。カメラがゴールに正対しておらず、ほんの少し角度が付いてしまっているのだ。そうなると、差し馬が優勢に見えてしまうのだ。
何故そんな事になってしまったのか、理由は全く分からないがこの微妙なズレでの影響はとても大きい。1ヵ月経った現在はどうなっているのだろうか?
ともあれ、「レースが確定するまで勝馬投票券をお捨てにならいように~」というお決まりのアナウンスの通り、確定するまで馬券を捨てるのはやめておいた方が良さそうである。