2018/03/15 | |
3月3週目の注目レースその2「阪神大賞典」 |
GⅡ阪神大賞典の注目馬
3月18日(日)、阪神競馬場で阪神大賞典が開催される。グレードはGⅡ、芝3000m。1着馬に天皇賞(春)の優先出走権が与えられる重要なレースとなる。そんな阪神大賞典の注目馬を現在の予想オッズを絡めて紹介していこう。
予想オッズ1.9倍、1番人気クリンチャー
まずは当然この馬からの紹介だ。予想オッズの通りのゴリゴリの1番人気、菊花賞2着馬クリンチャーだ。同馬は体が完成する前に昨年のクラシック3冠を乗り切ってしまったちょっと驚異的な馬だ。しかも皐月賞、菊花賞の時は不正駈歩(ふせいかけあし=前脚と後ろ脚で手前が違うこと)になっていたのに皐月賞4着、菊花賞2着というとんでもなさ。菊花賞後は休養しつつゆっくり体を完成させていき先月の京都記念であっさり1着。不正駈歩も解消ししっかりと完成した馬体と武豊との新コンビで阪神大賞典を制して天皇賞へ向かう。
予想オッズ3.3倍、2番人気アルバート
そしてクリンチャーの目下のライバルとなるのがアルバートだ。GⅠ優勝経験は無いが27戦9勝のベテラン馬だ。特筆すべきは前走のステイヤーズステークスでは3連覇を果たしており長距離戦は大の得意だ。アルバートは14日、美浦Wでバリングラと併入。5Fから1馬身追走し、最後は軽く仕掛けて、5F69秒4-37秒8-12秒2を記録した。現役トップクラスの長距離馬は初めての阪神競馬場でどんな走りを見せてくれるだろうか。
予想オッズ5.1倍、4番人気サトノクロニクル
最後はサトノクロニクル。現在4番人気。決して勝率は高くは無く、まだまだ素質だけで走っており本格化するのも秋以降と見られる馬だが、やはりその素質から人気が集まった格好だろうか。同馬は追い切りでCウッドで3頭併せ。4ハロン52秒5-11秒0と抜群に速く、手ごたえにも余裕があった。同馬を評してM・デムーロ騎手は3000mに適正があるとしたが、今回その評価を実証出来るだろうか。