2018/04/03 | |
GⅠ桜花賞の展望 |
女王ラッキーライラックの不安要素
4月8日(日)は、阪神競馬場で桜花賞が開催となる。現在25頭の馬が特別登録されているが、実際の出走メンバー決定はまだ先の事だ。注目を集めるのはやはり無敗の2歳女王ラッキーライラックだろうか。当然現段階の事前オッズでもトップ人気である。アーモンドアイやリリーノーブル、マウレア等も次いで注目を集めている。そんな女王ラッキーライラックだが、ここに来て不安点も指摘されている。
まずは騎手の問題だ。石橋脩騎手とのコンビで無敗のラッキーライラックだが、石橋脩騎手は「負けたら即降ろされる」との噂が絶えない。要はまだ経験不足なのだという。実際前走のチューリップ賞では「何が何でも勝たなければならない」という思いからか自分のタイミングで前に出て勝利を収め、石橋脩騎手もそれに手応えを感じていたようだった。しかし、前走の10頭立てと18頭フルゲートではそのやり方をそのまま通用させるのは至難であろう。そこに無敗というプレッシャー、GⅠというプレッシャーが重くのしかかる。最も、同馬はオルフェーブル産駒とは思えないほどレースで従順なので大丈夫という声やライバル馬であるマウレアやリリーノーブルとの格の違いも証明済みであるという楽観視する意見もある。
もう一つの不安要素は今回の調整方法だ。同馬はこれまで1戦走っては放牧、というスタイルで全勝しているが、今回はレース間隔の問題もあり在厩のまま調整に入っている。松永師は「落ち着きもあるし、カイバも食べてくれている。」とコメントしているが、今までのルーティンを変える事で何かの歯車がズレる事は人間でも馬でもあるだろう。放牧無しのストレスがオルフェーブル産駒の気性の悪さを発露するきっかけにならなければ良いのだが...