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引退の福島信晴調教師、阪急杯で有終の美 |
阪急杯はダイアナへイローが復活V
2/25に阪神競馬場で行われた阪急杯(GIII)。先手を取った武豊騎手騎乗の7番人気ダイアナヘイローが、そのまま直線に入ってゴールまで粘り切り、外から猛然と追い上げてきた1番人気モズアスコットにクビ差をつけ優勝した。
勝ちタイムは1分20秒1。ハナ差3着には2番人気レッドファルクス。レース前のコラムで挙げた3頭が全て馬券に絡んだ。
勝ったダイアナヘイローは、去年の北九州記念以来となる勝利で重賞2勝目。
北九州記念のあと、スプリンターズS15着、前走のシルクロードSは1番人気に支持されながら16着と大敗を喫したが、今回、武豊騎手の絶妙なレース運びで猛然と追い込む人気の2頭を封じ込んで逃げ切り勝利した。
重賞勝利で引退を飾った福島師
月末で定年となる福島信晴調教師にとって、引退前最後のレースに重賞を制し有終の美を飾り、JRA重賞15勝目となった。 当初は前週の京都牝馬Sを予定していたが、開幕馬場のこのレースを選択。ラストウィークで重賞1勝を含む3勝と華々しい締めくくりにつながった。
「開業当時イクノディクタスやミスタートウジンがいて、鳴かず飛ばずの時もあったが30年やってきた。最後に重賞まで取らせてもらえるとは...」と福島師は感極まった。
ダイアナへイローは今後大根田厩舎所属として再出発する。福島師は「夏女じゃないか、終わったんじゃないかと言われたけど、こういう力がある。G3だけと言わずG2、G1でいい競馬をしてもらいたい」と今後の活躍を祈った。