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4月3週目の注目レースその4「皐月賞」 |
GⅠ皐月賞の注目馬
4月15日(日)、中山競馬場で第78回皐月賞が開催される。芝2000m、グレードはGⅠだ。春のGⅠ戦線もいよいよ残り僅か、当然大注目のレースとなる。今回も出走馬の中から予想オッズを絡めて注目馬をご紹介していくのだが、今回世間的には注目され予想オッズでも3番人気となっているキタノコマンドールは外している。完全に経験不足であり、北野武が命名、という話題性のみの注目と見ているからだ。第2のキタサンブラックを目論んでの事だろうが、流石にまだまだだろう。
予想オッズ3.1倍、1番人気ワグネリアン
まずは1番人気のワグネリアンからの紹介だ。新馬戦から3連勝、前走のGⅡ報知杯弥生賞では王者ダノンプレミアムに敗れ2着。今回がGⅠ初挑戦となる。目下のライバルたるダノンプレミアムが故障で回避した事から当然注目が集まっている。前走後は馬の精神面を主眼に調整してきたようで、主戦を務める福永騎手もその精神面の成長に自信を見せた。ここを勝ってGⅠ馬となり、狙うはダービーでのダノンプレミアムへのリベンジだ。
予想オッズ5.1倍、2番人気オウケンムーン
次は2番人気のオウケンムーン。2戦目の未勝利戦からは3連勝中で重賞も勝利している馬だ。同馬はマイナーなオウケンブルースリ産駒でありその産駒としては初の重賞勝利をした馬であり期待も高まってきている。ただオウケンブルースリ産駒の特徴なのか、やる気があるのか無いのかなんとも掴みどころの無い気性をしているらしく、レース本番でやる気を見せてくれるのかも重要な要素になるかもしれない。
予想オッズ4.4倍、4番人気タイムフライヤー
最後は4番人気のタイムフライヤー。昨年のGⅠホープフルステークスを制したGⅠホースである。今回の皐月賞もホープフルSと同じく中山競馬場での芝2000mであるので、距離適性も経験も問題無し。今回の台風の目となると確信している。また元々同馬はトモが緩くて、壁がないと突っ込む走りになると松田師も常々言っていた弱点があるのだが、今回最内番枠になった事で弱点がカバーされる格好となった。あとはスタートでミスが無ければ優勝もあり得る。そんな馬だろう。